ご住職講話

本日は菩提寺の春彼岸の法要に参詣してきました。

住職の講話は、結城秀康公の息女松姫様のために建立されたお寺なので、

歴史のお話が多く楽しみにしているのですが、

今日は、ご住職がふと見かけられた短歌のご紹介でした。

『道』

桜散る

梅はこぼれる

椿落つ

牡丹くずれる

人はゆくなり

花の終わりを表現した言葉だそうです。

花を読むときは「人はゆくなり」ではなく、

菊は舞うなりを使うのではないかと思いますが、

仏教的な表現ですと「人はゆくなり」になるのでしょう。

そして、ご住職はこの「ゆくなり」を

「逝くなり」ではなく「往くなり」とすべきとお話されました。

まさに人は「往生の道」を歩むべきとのお考えです。

そして、

「死」の字は、

「一」の下に「タ」と「ヒ」を書くことから

「一人きり旅(ダビ)に出ると言われているそうです。

これが荼毘に付すの語源なのでしょうね。

しかし「往生の道」は違うと説きます。

「往生の道」は阿弥陀様や先立たれた方々が迎えにきて

寄り添い一緒に歩む道なのだそうです。

できるだけ、ひとり旅にならないよう心がけて生きていきたいものです。

2019年春彼岸に寄せて。

YUIMACHI

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